思考の整頓

"もやもやしたもの"に輪郭をあたえる

M-1グランプリで生まれる「笑いの爆発」の正体とは

ある芸人は言う。 「M-1はお祭りではない、戦だ。誰が一番強いのか。魂と魂のぶつかり合い」 M-1グランプリは他のお笑いの賞レースとは違う。まったく仕事のなかった芸人が一夜にしてスターへの階段を駆け上がることのできる、まさにアメリカンドリーム。芸…

20歳の渋谷系ギャルが教えてくれた大切なこと

10年くらい前だっただろうか、何気なくニュースを見ていたら、喋りのプロフェッショナルである某キー局のアナウンサーが信じられない言い間違いをしていた。 大リーグの〝レッドソックス〟のことを〝レッドセックス〟と言ってしまったのである。 当時ちょう…

18禁コーナーに入りたくなる心理を考察したら、ある一つのことがわかった

■屋上から飛び降りようとした女子大生 あれは確か、僕が大学2年生だった頃の話。年の暮れに、慶應の協生館という建物の屋上から、泣きながら飛び降りようとした女子大生がいた。 いじめられていたわけではない。慶應の授業についていけなくなったわけでもな…

関西人はツッコミでいつも忙しい

それってツッコミ待ちですか?ということがよく起きる。そんな時、関西人の性で思わずつっこんでしまう。 僕の住んでいるそばの駅に「センター北」という駅がある。 センター北て、センターなのか北なのかどっちやねん。センターよりの北か?それとも北より…

風俗嬢は彼氏にただでセックスさせるのか

風俗嬢の友達に、彼氏とのセックスについて悩んでいると相談されたことがあった。 悩んでいると聞いて、彼氏とうまくいっていなくてセックスレスなのかなくらいに思っていたら、そうではなかった。 「普段お金をもらって仕事として、セックスをしている。 そ…

カブト虫の雌に角がない理由と、汚い川にホタルが住むようになったワケ

夜中、目が覚めると天井が光っていた。 正確には小さな光が点滅していた。 当時中学1年生の怖がりだった僕は、「(幽霊が) ついにでてしまった……」と震えた。 電気を付けさえすればこっちのもんだと、なんとか布団にくるまりながら、幽霊(のようなもの)にばれ…

"鼻くそ学級会"と電通社員の自殺について思うこと

地元に帰って同窓会をすると、必ず話題になる昔話がある。 "鼻くそ学級会"の話だ。小学校低学年の頃、僕のクラスで"鼻くそ学級会"が開かれた。 「クラスのしんじ君が鼻くそをほじるのをやめてくれません」と、ある女子グループが先生に訴えたのである。 そこ…

右足と私、どっちが大事なの。

片想いの子との初デートの日。事件は起こった。 集合場所へ向かう途中で異変に気づいた。 何かがいつもと違うと、家を出るときから直感で気づいていたのだが、それが何なのかすぐにはわからなかった。 家を出るときに靴紐が切れる、不吉な出来事の前触れ、そ…

"ワンチャン"しまくり100人斬りした慶應ボーイが、彼女一筋になった話

彼と出会ったのは大学3年の夏。某ベンチャー企業のサマーインターンの面接の時だった。 会ったその時から異彩を放っていた。面接には不釣り合いな赤のTシャツにネックレス。明け方まで飲んでいたらしく、オール明けの眠そうな顔。ダンスサークルで、彼女は3…

美容院は、子どもを大人にする通過儀礼のようなものだ

人はどのタイミングで精神的に大人になるのかなぁと考えていたら、 一番まともで面白味のない答えとして20歳の誕生日や社会人になったらとかが挙げられると思うけど、 そのうちの一つに「美容院で髪を切る」というタイミングがあると思う。 美容院が「少女を…

平和なキキまちがい

小学4年生だった頃、学校で流行ったあだ名があった。 それは「名字+ぴー」というあだ名で、〝山ぴー〟の影響だろう。 僕も例外なく名字の語尾にぴーを付けられ、〝もりぴー〟と呼ばれるようになった。 当時、休み時間は毎回校庭でドッチボールをしていた。今…

幸せの閾値と、子どもの世界が終わるとき

「あぁ、人生終わった」 子どもの頃、そんな悪夢のような恐ろしい出来事がたびたび僕の身に降り注いだ。 確認したことがないからわからないが、もしかしたら周りの友達もそうだったのかもしれない。 例えば、小学生2年生の頃。買ってもらったビーダマンのお…

一塁でヘッドスライディングしなかったことがファインプレー

世の中には、なんとなく正しいとされていることがたくさんある。 先月行われていた夏の甲子園での話。 プロ野球選手ではまずありえない一塁へのヘッドスライディング。だが、高校球児はヘッドスライディングすることが当たり前となっている。 先月、栃木の作…

世界がもし連立方程式のようなものだったら

世界は連立方程式のようなものだ。 一つ数字をいじるだけで、途端に全体がおかしくなる。 例えば、転校生。小学生の頃、転校生はヒーローだった。 毎日決まった時間に登校し、決まった時間に下校する。そんな繰り返しの日々の中で、日常をカラフルにし、刺激…

働かない働きアリと、途中下車

26の夏。体調を崩した。 お盆休みに青春18きっぷを片手に、東京から地元・兵庫まで帰ることにした。鈍行を乗り継いで約10時間。人はこれを時間の無駄だとかしんどいでしょと言うけれど、周りの人が思ってるよりずっと楽しい。 「書を捨てよ、町へ出よう」と…

ブログ移転&再開のお知らせ

こんにちは!森井悠太(@yuyu413)です。 2013年からアメブロ(こちら→http://ameblo.jp/yu-yu413/)でブログを始め、細々と書いていましたが、はてなブログに移転することにしました。 そして約2年ぶりのブログ再開です。 2、3年前に書いたブログを読み返して…